電気工事のプロが教える防犯アドバイスをはじめました。
第5回目は「室外機の位置」についてです。
エアコンの室外機ですが、防犯の観点から設置に関しては注意が必要です。
不用意に設置すると、泥棒に侵入のための足場を与えてしまうことになります。
皆さんも泥棒の目線になってご自宅の周りを見直し、エアコンの室外機が泥棒の侵入の足場になっていないか確認してみてください。
もしエアコンの室外機が侵入の足場として使えるようになっていた場合には、
音の鳴るじゃりに変えたり防犯カメラを設置するなど侵入対策グッズ設置の検討をするのが良いかと思います。
また、エアコンを買い増しされた際は、室外機置き場の見直しをする良いチャンスです。
新しいエアコンの設置の際に、侵入の足場になる既設の室外機の位置を変えるなどの対策を依頼してはどうでしょうか。
業者に理由を伝えて依頼すれば、最適な場所を提案してくれるはずです。
泥棒にとって侵入の足場になる住設機器は、エアコンの室外機に限りません。
最近、地球温暖化問題でなにかと話題になることの多い、
オール電化給湯器や家庭用燃料電池などの室外機についても同様です。
これらの室外機は、エアコンのものよりもさらに大型のものが多く、
足場として使われる可能性が大きいため、
その設置位置についてはより注意する必要があるかと思います。
室外機を設置する場合には、日当たりや風通しなどの省エネのための要件を考慮するだけでなく、
侵入の足場として使われないかを注意することを忘れないようにしてください。